環境負荷低減を実現する果樹類白紋羽病の温水処理法の確立

課題名 環境負荷低減を実現する果樹類白紋羽病の温水処理法の確立
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 病虫
研究期間 継(H22~H24)
年度 2011
摘要  施設栽培ブドウにおける白紋羽病治療法として省力で環境負荷の少ない温水治技術を開発する。
、1.ブドウ樹の耐熱性:温水点滴処理の防除効果が期待できる50℃の温水に対するブドウ樹の耐熱性は、「マスカット・オブ・アレキサンドリア(フラン台)」、「ピオーネ(テレキ5BB台)」ともに発芽直前期は9時間、生育期は3時間であった。実際の圃場では55℃点滴処理で地下10cmまで白紋羽病菌の死滅に十分な地温(40℃、3~5時間)が確保できた。
、2.温水処理による効果の高い地温確保方法:土壌の表層が固くて温水の地下浸透が不良な場合の対策として、ホーレーによる表層土壌耕起は地下浸透を促進し、地温確保に有効であった。
、3.温水点滴処理の治療効果:研究所内ガラス室栽培ブドウ「マスカット・オブ・アレキサンドリア(フラン台)」で温水点滴処理による治療効果をみたところ、処理約15か月後においても発病抑制効果が認められた。また、現地の2地点5圃場において同様に治療効果を検討したところ、概ね白紋羽病菌の死滅に有効とされる地温(40℃、3~5時間)が確保でき、処理2か月後には治療効果が確認された。

カテゴリ 環境負荷低減 施設栽培 治療法 ぶどう 防除

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