促成栽培ナスにおける難防除病害虫の減農薬防除体系の確立

課題名 促成栽培ナスにおける難防除病害虫の減農薬防除体系の確立
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 病虫
研究期間 継(H22~H24)
年度 2011
摘要  ナスすすかび病やミナミキイロアザミウマの現地における発生生態と薬剤感受性検定に基づいた効果的な防除技術を明らかにする。
、1.すすかび病の減農薬防除体系の確立:(1)発生消長は、初発生は主に年内で、圃場によっては翌年の1月中旬にかけて発病葉数の増加が見られ、3月上旬以降に再び増加する。(2)県内圃場で、ストロビルリン系剤とDMI剤に対する耐性菌の発生を確認した。(3)これら耐性菌に対して、アフェットフロアブル、カンタスドライフロアル、ダコニール1000、ベルクートフロアブルの高い予防効果が認められた。
、2.ミナミキイロアザミウマの防除体:(1)ナス定植後のミナミキイロアザミウマ発生のピークは10月と栽培終期の6月で、冬期には減少する。(2)栽培期間を通じて低密度に抑えるためには、発生のピークである10月前後の防除が重要である。(3)現地での発生サイクルは、栽培終期に本圃で大量に発生した個体が野外に拡散し、育苗施設でナス苗に定着、増殖し、再び本圃で増殖する。(4)育苗ハウスへの紫外線カットPOフィルムの展張はハウス内への侵入を抑制し、育苗期間を通じて低密度に管理できる。また、スワルスキーカブリダニとの併用効果が高い。(5)薬剤感受性が低下しており、有効薬剤は2剤。(6)これら2剤を10月期に重点的散布すると、低密度に抑制できる。(7)ワルスキーカブリダニを10月前後に処理すると11月中旬まで低密度に抑制できる。(8)スカエボラはスワルスキーカブリダニのバンカー植物として有望。
カテゴリ 病害虫 育苗 害虫 栽培技術 耐性菌 なす 農薬 防除 ミナミキイロアザミウマ 薬剤

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