課題名 | オリジナルリンドウの連続出荷と新作型の開発 |
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研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所 |
研究分担 |
高冷地 |
研究期間 | 完(H19~H23) |
年度 | 2011 |
摘要 | オリジナルリンドウの連続出荷と新作型の開発に向けて、F1品種の育種と、連作障害対策としてコンテナ栽培試験を行った。1.オリジナルリンドウシリーズの育成:リンドウのF1品種及び親系統を育成するため、交配、株養成、育成系統の特性調査等を行った。その結果、盆だしと彼岸だしのF1品種を普及に移した。2.盆だし品種「早中生1号(岡山リンドウ1号)」の現地適応性の把握:平成22年度に津山、真庭、勝英、新見の各農業普及指導センター管内の農家圃場6か所に定植した「早中生1号」の2年生株の特性を調査した。その結果、欠株は、0~8%と少なく生育も良好であり、盆前に、花段数が4~6段で100cm以上の良好な切り花が可能であった。2.彼岸だし品種「中晩生1号(岡山リンドウ2号)」の現地適応性の把握:平成21年度に津山、真庭、勝英の各農業普及指導センター管内の農家圃場3か所に定植した「中晩生1号」の3年生株の特性を調査した。その結果、欠株は、2~5%と少なく生育も良好であり、花段数が4~6段で100cm以上の良好な切り花が彼岸頃に可能であった。しかし、標高90mの低標高地では、開花が抑制され9月下旬から出荷が始まり彼岸に出荷できない個体もあり、高温による花弁の白斑症状が発生し切り花品質が低下した。このことから、生育期間が高温になりやすい低標高地での栽培には向かない品種と考えられた。 、2.コンテナ栽培技術の確立:連作障害やモグラ対策を目的に、ユリの球根コンテナに軽量粉砕樹皮培地を充填し、リンドウを栽培して2年生株の切り花を調査した。その結果、対照の土耕栽培と比較して2L規格の切り花本数は、コンテナ栽培で多くなり、出荷可能な切り花本数もほとんど差がなかった。 |
カテゴリ | 育種 栽培技術 出荷調整 品種 ゆり りんどう 連作障害 |