課題名 | オリーブの低コスト省力生産体系の確立 |
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研究機関名 |
香川県農業試験場 |
研究分担 |
小豆オリーブ研究所・府中果樹研究所 |
研究期間 | 継H22~26 |
年度 | 2011 |
摘要 | 目的:国産オリーブオイルの需要拡大に対応するため、低コストで省力・安定生産が可能な栽培体系を開発する。 、成果:(1)省力的整枝技術としてヘッジング剪定法を検討するため「ミッション」を養成した。樹冠、樹幅、樹冠容積、幹周を調査した。また、市販植物調節剤を用い、「ミッション」、「ルッカ」、「ネバディロ・ブランコ」の全摘果に対して効果的な処理方法を調査したが結実が少なく、効果が判然としなかった。 、(2)機械収穫を前提とした植栽方法を検討するため「ミッション」を養成した。植栽間隔は4×2m、5×2m、6×2mとした。樹高樹幅とも3mに達しなかった 、(3)肥効期間が2.5年の緩効性肥料、化成肥料(20-0-0)および慣行肥料(有機配合(12-8-10))の施用試験を行った結果、定植2年目の生育に差は認められなかった。 、(4)オリーブ炭疽病について、防除回数、時期が発病におよぼす影響について検討したところ、防除回数では、防除暦に準じ4回防除区の発病が最も少なく、次いで3月及び6月に2回防除を行った場合の発病が少なかった。「ミッション」に比べ「ルッカ」の発病程度が低かった。 、(5)除草作業の省力化をはかるため、防草シート及び草生栽培における抑草効果試験を行った。被度の拡大は、ヒメイワダレソウ>ダイカンドラ>センチピートグラスの順であった。また植物マルチは高温期、低温期ともに地温の日較差を緩和した。 |
カテゴリ | 肥料 病害虫 オリーブ 栽培技術 栽培体系 需要拡大 省力化 除草 炭疽病 低コスト 防除 |