課題名 | 農薬残留対策総合調査(農薬環境負荷解析調査) |
---|---|
研究機関名 |
香川県農業試験場 |
研究分担 |
生産環境 |
研究期間 | 継H16~ |
年度 | 2011 |
摘要 | 目的:作物や土壌における農薬動態を明らかにすることにより、農薬のより安全な使用法の基礎資料とする。 、成果:後作物における農薬の残留実態を把握するため、前作を想定して、裸地土壌表面にアルバリン顆粒水溶剤(ジノテフラン20%、基準値:5ppm(コマツナ)、10ppm(チンゲンサイ)、15ppm(ホウレンソウ))、モスピラン水溶剤(アセタミプリド20%、基準値:5 ppm(コマツナ、チンゲンサイ)3 ppm(ホウレンソウ))、ラリー水和剤(ミクロブタニル10%、基準値:0.03ppm(コマツナ)、1ppm(チンゲンサイ)、3 ppm(ホウレンソウ))を使用し、後作物として、コマツナ、チンゲンサイ及びホウレンソウを用いて試験を行った。試験区として、早期作付け区(薬剤処理後7日後に播種)と遅延作付け区(薬剤処理後60日後に播種)を設けた。 、 土壌残留量については、ジノテフラン、アセタミプリド、ミクロブタニルともに処理直後の濃度が最も高く、処理後日数の経過により減少した。ジノテフランとアセタミプリドはそれぞれ処理後98日目、35日目に定量限界以下になったが、ミクロブタニルは処理後108日経過後も定量限界以下まで下がらなかった。 、 作物残留量については、ジノテフランとミクロブタニルは後作物であるコマツナ、チンゲンサイ、ホウレンソウに移行し、残留していた。しかし残留濃度は基準値より低かった。 |
カテゴリ | 病害虫 こまつな チンゲンサイ 農薬 播種 ほうれんそう 薬剤 |