| 課題名 | 茶に関する試験 |
|---|---|
| 研究機関名 |
香川県農業試験場 |
| 研究分担 |
作物・特作 |
| 研究期間 | 継H11~ |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | 目的:本県茶産地の特性を踏まえた栽培管理技術を確立し、茶業経営の安定に資する。 、成果:(1)「めいりょく」の生産安定と品質向上対策として更新期間及び浅摘みの検討を行った結果、「めいりょく」では、更新処理をして一・二番茶とも浅摘みすると、摘芽長が短いため収量は少なくなった。更新2年と3年の比較では、一番茶で更新3年が芽伸びが良く収量は多かった。二番茶では、判然としなかった。荒茶品質では、一番茶で更新処理の浅摘みが評価はやや高い傾向となった。その傾向は、「やぶきた」よりも顕著であった。 、(2)フェロモントラップを用いたハマキガ類の発生消長調査では、チャノホソガは年間6回の誘殺ピークがあった。各産地での5月以降の誘殺ピークは、平坦部が6月第2半旬で、山間部は6月第5半旬であった。また、誘殺ピーク回数は、高瀬茶業組合・JA仲多度地区協栄管内で4回、塩江地区管内で3回であった。 、(3)チャノホソガに対する登録薬剤17剤を供試したところ、卵~若齢幼虫期の散布では、DMTP乳剤(スプラサイド乳剤40)で効果が低く、BT剤(バシレックス水和剤)、カルタップ水溶剤(パダンSG水溶剤)の効果がやや低かった。皮下潜葉期幼虫への効果は、荒茶品質の低下が懸念された。 、(4)ヨモギエダシャク(中齢幼虫)に対する登録薬剤13剤を供試したところ、全薬剤で効果は高く、特に摂食阻害タイプの薬剤については食害程度も少なく良好であった。しかし、遅効性タイプの薬剤では、食害程度が多くなってからの効果を示すことが懸念された。 、(5)カンザワハダニに対する登録薬剤7剤を供試したところ、各剤とも防除率90%以上と高かった。 、(6)もちに対する登録薬剤8剤について、常発地帯の塩江町にて現地試験を実施したところ、TPN水和剤(ダコニール1000)とフルアジナム水和剤(フロンサイドSC)が散布後14日目で80%前後の防除率となった他は90%以上の防除率で高かった。 、(7)鶏糞を用いた費用低減施肥区は粗収益で花崗土、洪積層、三豊累層ともに慣行区に優り、低コスト化による所得向上が期待された。 、(8)優良品種特性調査において、定植2年目の生育状況を調査した。 、(9)推奨品種の作況調査を行った。萌芽期を茶生産指導指針掲載の推奨品種特性(1982~2002年)と比較すると、「めいりょく」は6日、「やぶきた」は5日、「かなやみどり」は8日、「おくみどり」は11日遅かった。また、摘採期は‘やや早生’の「めいりょく」や‘中生’の「やぶきた」ほど遅れた。品種別収量は、「めいりょく」で百芽重が高かったが、新芽数が少なかったため収量は他品種と比較しても一番少なかった。 、(10)JA中央地区高松南部管内、JA仲多度地区協栄管内、高瀬茶業組合管内の産地を比較したところ、高松南部の施肥基準で粗収益が最も高く、高瀬の場合は窒素施用量、施肥回数とも最も多いことから、施肥労賃を換算すれば産地間収益差はさらに大きくなると考えられた。 |
| カテゴリ | 経営管理 栽培技術 施肥 茶 低コスト 鶏 品種 フェロモン 防除 薬剤 |