| 課題名 | 希少水生生物増殖技術開発試験 |
|---|---|
| 研究機関名 |
愛知県水産試験場 |
| 研究分担 |
冷水魚養殖グループ |
| 研究期間 | 継H18~26 |
| 年度 | 2012 |
| 摘要 | [研究の背景・目的] 、国の天然記念物に指定されている淡水魚のネコギギは、近年、河川改修や水質汚濁等により生息環境が悪化して、個体数は激減している。そこで天然分布域で採捕した成魚及び増殖した個体を用い、産卵条件、卵及び稚仔魚の管理方法について検討し、種苗生産技術を開発する。 、[本年度の目標] 、・繁殖期の雌親魚の熟度鑑別を実施し、産卵誘発(排卵刺激ホルモン投与)のタイミングを検討する。 、・昨年度産卵時のゴナトロピン投与量の再現性を検討する。 、・プラナリアの対応策を検討する。 、・昨年度作出の稚魚について、放流試験に供されるまで 飼育し、放流前に保菌検査を行う。 、[結果の概要] 、・5/18から週1回の熟度調査を実施し、抱卵に伴う腹部の大きさの指標(1~4)、触診による腹部の状態(やわらかさ)、魚体重を調べた。 、・7/19の調査で腹部状態(やわらかさ)が顕著となり、魚体重の減少がみられた雌3個体について、昨年度投与で産卵誘発に成功したゴナトロピン量(20単位/魚体重g)を投与した。 、・ゴナトロピンを投与した3個体の内2個体が7/25に産卵(1)腹部指標1-70粒、2)腹部指標1-106粒+α)したが、前者は全卵死卵となった。後者は産卵翌日の観察では卵は良好な状態であることが確認されたが、翌々日には全卵消滅していた。産卵水槽を確認したところ、プラナリアの一種(アメリカツノウズムシ?)が数十匹確認され、これによる食害が疑われた。 、・その後も3週にわたり、雌9個体(既産卵個体も含む)に延べ14回のゴナトロピン投与を実施。うち8/8に投与した1個体(既産卵個体)が8/10に産卵(腹部指標-、119粒)したが、全卵死卵となった。 、・今年度の産卵例でのゴナトロピン投与量は、いずれも昨年度と同じ20単位/魚体重gで、この投与量での産卵誘発の再現性が確認された。 、・11/16から放流予定魚を水温及び水流の馴致飼育を実施し、3/9に寒狭川上流に放流された。保菌検査は馴致水槽収容時に検体を採取し、冷水菌、IHNV、エドワジエラ・イクタルリ菌について行ったが、全て陰性であった。 、・プラナリア発生水槽の塩素及びアルコール消毒を実施。発生数は激減したが、駆除水槽で再度発生する現象が繰り返し見られた。 、[事業を進める上での課題・問題点] 、・得られた卵の生残率向上。 、・プラナリアの駆除。 |
| カテゴリ | 繁殖性改善 |