| 課題名 | 貧酸素水塊影響評価手法開発試験 |
|---|---|
| 研究機関名 |
愛知県水産試験場 |
| 研究分担 |
漁場改善グループ |
| 研究期間 | 完H22~24 |
| 年度 | 2012 |
| 摘要 | [研究の背景・目的] 、 閉鎖性海域の水環境改善のため、既に30年間にわたって水質総量規制が導入されているが、この制度を導入している海域の環境基準達成度は上がらない。中央環境審議会水環境部会は今後の課題として「目標とすべき水質の検討」を挙げ、これを受けた「今後の閉鎖性海域対策に関する懇談会」では、底層溶存酸素と透明度を新たに指標とすることを検討した。しかし、底層溶存酸素については、目標設定にあたり、魚介類への影響、特に幼稚仔に関する情報が著しく不足しており、その実験方法も確立されていない。また、溶存酸素の目標達成度の推定方法に関しても未知である。そこで、本研究はアサリ浮遊幼生のDO耐性試験及びブイによる連続観測と調査船による定期観測を組み合わせたDO目標達成度推定手法の開発を国立環境研究所と共同で行う。 、[本年度の目標] 、(1) DO耐性試験 、・試験装置を開発し、アサリ浮遊幼生のDO耐性を把握する。 、(2) DO指標調査 、・海域のDO分布と併せて、アサリ浮遊幼生の海域分布を把握する。また、海域DOに対する昼夜鉛直分布を把握する。 、[結果の概要] 、(1) DO耐性試験 、・アサリ浮遊幼生の低DO影響及びDO耐性を把握した。幼生は、低DOに触れる と一部は忌避するものの、ほとんどはDO濃度に応答した沈降及びへい死を示した。 、(2) DO指標調査 、・5~11月にアサリ浮遊幼生の海域分布を調査した。6,7月に昼夜鉛直分布調査とセジメントトラップによる幼生の沈降調査を実施した。アサリ浮遊幼生は貧酸素水塊がないと底層に多く分布するが貧酸素水塊が形成されるとその層には出現せず、上層に出現した。同様に、昼夜鉛直移動は、貧酸素水塊がない6月は表層と底層の間でみられたが、貧酸素水塊が形成された7月は水塊の上層に限られた。また、沈降調査では貧酸素水塊が形成された7月にアサリ浮遊幼生の死亡個体が見られたがその数は少なく、貧酸素水塊の形成が薄かったことが原因として考えられた。 、[事業を進める上での課題・問題点] 、・特になし。 |
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