課題名 | 新枝梢管理と花芽調節によるかきの簡易栽培技術開発 |
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研究機関名 |
和歌山県果樹試験場かき・もも研究所 |
研究期間 | H22~25年 |
年度 | 2012 |
摘要 | [内容] 、 カキの省力栽培管理技術の確立に向けて樹体栄養、環境条件等が花芽着生に及ぼす影響を解明するとともに、‘刀根早生’等を用いて結果母枝の切り返しせん定、新梢の摘心処理等により着花量を安定的に慣行栽培の4~5割程度に制限できる技術を開発する。また、樹高2.0m程度で管理が容易な整枝・せん定技術を開発する。 、 新低樹高整枝法における作業性の評価を行う。 、[結果の概要] 、‘刀根早生’の結果母枝先端芽剪除の連年処理により、果実品質や収量性に慣行栽培と差がなく、着蕾数が大幅に減少し、摘蕾時間を低減できた。 、 樹形改造技術について、主幹切断後に発生した徒長枝数を制限することで、徒長枝の伸長等が促進され、葉の受光態勢が改善された。チェルトリア剤、5月上旬のフルベンジアミドフロアブル、7月下旬のMEP乳剤の併用処理により、枝幹害虫の被害を軽減できた。 、 新低樹高整枝法について、摘蕾、摘果、収穫の作業時間を開心自然形の樹と比較したところ、おおむね作業時間が20%程度短いことが明らかとなった。 |
カテゴリ | 害虫 かき 栽培技術 低樹高 |