環境負荷低減を実現する果樹類白紋羽病の温水処理法の確立

課題名 環境負荷低減を実現する果樹類白紋羽病の温水処理法の確立
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 病虫
研究期間 完(H22~H24)
年度 2012
摘要  施設栽培ブドウにおける白紋羽病治療法として省力で環境負荷の少ない温水治技術を開発する。
、1.ナシ、リンゴの白紋羽病を対象に開発された温水点滴処理による治療法は、ブドウ樹の温水に対する耐熱性試験の結果から判断して、本県の施設ブドウに対しても適用可能と考えられた。
、2.現地試験から、通常の透水性があれば、治療に必要な地温が確保できるが、地盤が低い水田転作園や根域の直下に耕盤がある圃場では温水の透水性が悪く、十分な地温上昇が望めないため、従来の対策(薬剤灌注、客土など)の方が好ましいと考えられた。
、3.温水点滴処理によるブドウ白紋羽病の治療効果は確認できたが、本病に卓効を示し残効性に優れるフルアジナム剤の灌注処理に比較すると、処理後の再発に対する効果にはやや不安定な面がみられた。したがって、特に白紋羽病の発生しやすい早期(12月~1月前半加温開始)加温栽培や病原菌密度の高い多発生園で本治療法を適用する場合は、耕種的防除法や薬剤防除法などの総合的な対策と併せて実施する必要があると考えられた。
カテゴリ 環境負荷低減 施設栽培 水田 治療法 ぶどう 防除 薬剤 りんご

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