課題名 | 岡山県の気候に適したオリジナルリンドウの新品種育成による連続出荷体系の確立と栽培技術の改善 |
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研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所 |
研究分担 |
高冷地 |
研究期間 | 継(H24~H28) |
年度 | 2012 |
摘要 | 1.オリジナルリンドウのシリーズ化を目指して、青花晩生、ピンク花、白花F1品種及び親系統を育成するため、交配、株養成、育成系統の特性調査等を行った。その結果、親株候補系統の青花中生4系統、青花晩生7系統、ピンク花3系統、白花5系統の計19系統と、平成22年に新たに導入した9系統の合計28系統の開花特性を調査し、67組合せの交配を行い、全組合せで種子を得た。 、2.すでに育成した盆だし用品種「岡山リンドウ1号」の県内の適応性を検討した。その結果、出荷期は、盆前出荷が可能であったが、天咲き性に難があった。また、標高が高い地域では、開花が遅れて8月中旬からの出荷となり、生育期間が低温で推移する高標高地での栽培では盆出荷に間に合わない品種であると考えられた。それ以外の地域では、2L規格の盆前出荷が可能であった。 、2.彼岸だし用品種のジベレリン処理による生育促進効果を検討したところ、慣行の定植5週間後の処理よりも3週間後処理で生育促進効果が高かった。 、3.連作障害対策やモグラ被害対策、更には促成栽培への利用を目的としたコンテナ栽培技術を検討した。その結果、3年目の生育及び開花特性を調査したところ、培地の違いによる切り花品質の差は少なく、2L規格の切り花本数は粉砕樹皮区が最も多く、切り花総本数は、土耕区が最も多かったが、粉砕樹皮区との差はわずかであり、粉砕樹皮培地での栽培は実用可能であると考えられた。 |
カテゴリ | 栽培技術 出荷調整 新品種育成 品種 りんどう 連作障害 |