地域農産物農薬安全使用推進事業

課題名 地域農産物農薬安全使用推進事業
研究機関名 香川県農業試験場
研究分担 生産環境部門
小豆オリーブ研究所
病害虫防除所
研究期間 継H7~
年度 2012
摘要 目的:登録農薬が限られるため、栽培対応に困っている県内の地域特産作物に対して、農薬登録の適用拡大に必要な農薬残留量調査等を実施する。
、成果:1)摘果剤として、オリーブにターム水溶剤(1-ナフタレン酢酸ナトリウム22%、基準値[1-ナフタレン酢酸]0.1ppm)の1500倍、2000倍液を1回散布した後、最終散布から約1年5ヶ月後に試料を採取し分析した。残留量は、全て定量限界0.05ppm未満であった。
、2)オリーブ葉にオーソサイド水和剤80(キャプタン80%、基準値5ppm)の1000倍液とオンリーワンフロアブル(テブコナゾール20%、基準値0.5ppm)の2000倍を1回散布した後、最終散布から120日後に試料を採取し分析した。残留量は、キャプタン17.3ppm、テブコナゾール6.49ppmと、いずれも基準値を大幅に超過していた。
、3)マツのマツツメハダニに対し石灰硫黄合剤(多硫化カルシウム27.5%)の20倍液の防除効果を検討したところ、効果が認められた。また、倍量での薬害、汚れは認められなかった。
、4)なばなの菌核病に対しカンタスドライフロアブル(ポスカリド50.0%)の1500倍液の防除効果を検討したところ、高い効果が認められた。
、5)なばなの白さび病に対しアリエッティ水和剤(ホセチル80%)1000倍および2000倍液の防除効果を検討したところ、効果が認められた。また、倍量での薬害、汚れは認められなかった。
、6)にんにくの白絹病に対しモンガリット粒剤(シメコナゾール1.5%)6kg/10aの倍量薬害を検討したところ、薬害は認められなかった。
、7)モロヘイヤのハスモンヨトウに対しプレバソンフロアブル5(クロラントラニリプロール5%)の2000倍液の防除効果を検討したところ、効果が認められた。また、倍量での薬害、汚れは認められなかった
、8)オリーブアナアキゾウムシに対しネオニコチノイド剤6剤を検討した結果、ダントツ水溶剤(クロチアニジン16%)4000倍、モスピラン顆粒水溶剤(アセタミプリド20%)3000倍および4000倍の効果が高いことが判った。
カテゴリ 病害虫 オリーブ なばな にんにく 農薬 防除 モロヘイヤ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる