寒冷地の土地資源を活用した自給飼料の省力・省資源・生産利用技術の開発

課題名 寒冷地の土地資源を活用した自給飼料の省力・省資源・生産利用技術の開発
課題番号 2013023019
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 魚住順
協力分担関係 東京農業大学
雪印種苗
研究期間 2011-2015
年度 2013
摘要 寒冷地における省力・省資源自給飼料生産技術に関しては、a) 飼料用トウモロコシ栽培について、土壌の可給態リン酸が250mg/kg以上であれば、リン酸施肥量を標準施肥量(20kg/10a)の半量(10kg/10a)にまで削減しても十分な収量が確保できることを明らかにした。さらに、ヘアリーベッチを緑肥として利用すれば、根粒菌の窒素固定により土壌の窒素肥沃度が高まり、トウモロコシの窒素施肥量を7.5kg/10a程度削減できること、トウモロコシの根への菌根菌感染率が高まってリン酸吸収量が増加することを明らかにした。また、トウモロコシ サイレージ調製において、乳酸菌Lactobacills buchneriに数種の乳酸菌を混合添加すれば、L. buchneri単独添加よりも好気的変敗抑制効果が増大することを明らかにした。b) ヘアリーベッチを用いたダイズのリビングマルチ栽培について、生研センター開発のトウモロコシ 用不耕起播種機を用いてダイズをヘアリーベッチ植生中に立毛播種した後、ディスクハローでヘアリーベッチの再生を抑制すれば、ダイズの良好な発芽・定着と十分な雑草効果が得られることを実証した。また、この体系における栽植様式は、畦幅37.5cm+密度1.5万本/10a程 度が最適であることを明らかにした。イタリアンライグラスを用いたリビングマルチ栽培におけるダイズの播種適期は6月中~下旬である ことを収量性と雑草防除効果の両面から明らかにした。c) ダイズの実証試験と牛の消化試験により、トウモロコシ用のコーンハベスター を用いて黄葉中期のダイズをダイレクトカット収穫することにより高品質なサイレージに調製できること、タンパク源としてアルファルファ乾草と大豆粕を代替できることを明らかにした。リビングマルチ栽培に好適なダイズ品種である「タチナガハ」のクメステロール(植物性エストロゲンの1種)含量は黄葉中期に最大となるものの、その値はアルファルファ乾草と同等であることを明らかにした。d) 造成後2 年間の草地の乾物生産性、栄養価及び肥育牛(日本短角種)の増体速度は、ペレニアルライグラスク草地の方がケンタッキーブルーグラス草地より高く維持されることを明らかにした。また、放牧を休止し、スゲが優占した北上山地の半自然草地は、放牧を再開するとシバ優占へ遷移するが、その速度は極めて遅いことを見出した。
カテゴリ 病害虫 アルファルファ イタリアンライグラス 雑草 さやいんげん 飼料用作物 施肥 大豆 大豆粕 とうもろこし トウモロコシサイレージ 播種 品種

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