課題名 | 地域ブランド確立を目指したリーキの栽培法確立 |
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研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部道南農業試験場 |
研究分担 |
研究部生産環境G 地域技術G |
研究期間 | 完H23-25 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:収益性向上が見込める新規作物としてリーキに着目し、既存のねぎの栽培技術を応用した栽培法を示す。 、成果:1)リーキは、チェーンポットによる育苗・定植が可能であり、定植時の作業性向上のため剪葉が必要であった。2)リーキの株間を5、10および15cmで検討した結果、株間10cmが葉鞘径3cm以上の調製収量を多く得るのに適していた。3)品種を比較すると、「ポワロ」より「ポトフ」の方が葉鞘径3cm以上の調製収量を得るのに適していた。4)株間を10cmとした場合、窒素施肥量を25kg/10a(基肥:分施=15:10、N25分施区)とすると、葉鞘径3cm以上の調製収量を多く得ることができた。5)リーキ葉鞘部のフルクタン含有率は、無窒素区および施肥区別に比較するとねぎより高く、部位別にみると葉鞘上部より下部の方が高かった。グルコース、フルクトースおよびスクロース含有率はねぎとほぼ同等であった。6)以上より、株間および施肥の検討をふまえたリーキの栽培法を示した。露地ねぎを栽培している生産者が本栽培法によりリーキを導入する場合、資材費はねぎとほぼ同等であった。10aあたりの販売収入は900~1,530千円/10aと試算され、10~12月出荷の露地ねぎより高く見込まれた。 、 |
カテゴリ | 育苗 栽培技術 出荷調整 施肥 地域ブランド ねぎ 品種 |