葉菜類冬季無加温栽培における耐寒性、形質および内部成分評価による品種選定

課題名 葉菜類冬季無加温栽培における耐寒性、形質および内部成分評価による品種選定
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部道南農業試験場
研究分担 研究部地域技術G
研究期間 完H25
年度 2013
摘要 目的:レタスおよびこまつなにおいて、耐寒性の品種間差を明らかにするとともに外観形質および内部品質を評価することで、冬季無加温栽培に適した品種選定を行う。
、成果:1)セル苗を利用した耐寒性評価および無加温ハウスに設置したポット植えの低温障害程度から、リーフレタス「グリーンウェーブ」「レッドファルダー」が、結球レタス「フルバック」が耐寒性の高い品種と判断された。こまつなはレタスと比較して耐寒性が劣るものの、「よかった菜」「陽翠」の評価が高かった2)ハウス内の気温および地温は1月中下旬まで低下し、その後上昇に転じた。結球レタス「コロラド」「グリーンレークは」12月下旬より凍害による外葉の枯れが目立ち、結球葉においても葉裏面の表層組織剥離が顕著に見られた。結球内部で凍結が確認され、それに伴う葉の腐敗も観察された。3)リーフレタス「グリーンウェーブ」「レッドファイヤー」は、凍害による葉先枯れおよび葉裏面の表層組織剥離はほとんど認められなかったが、「グリーンウェーブ」では12月下旬よりPseudomonas属による腐敗が発生し、2月上旬には80%以上が枯死した。一方「レッドファイヤー」ではBotrytis属による腐敗が20%認められた。4)レタス、こまつなともに、晩秋(11月下旬~12月上旬)より年末年始にかけてVC、Brixが上昇した。しかしこまつなではサイドカーテンを追加設置した1月上旬以降VCが減少した。また、2月上旬以降、ハウス内温度が上昇するとともにこまつなのBrixは低下したが、高い水準を維持していた。
カテゴリ こまつな 耐寒性 凍害 品種 リーフレタス レタス

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