野菜・花きの難防除病害虫に対する環境にやさしい被害軽減・防除技術 、

課題名 野菜・花きの難防除病害虫に対する環境にやさしい被害軽減・防除技術 、
研究機関名 地方独立行政法人青森県産業技術センター農林総合研究所
研究分担 病虫部
研究期間 完H20~25
年度 2013
摘要 目的:農薬による土壌消毒を行っても防除が難しい野菜類の土壌病害を対象に、転炉スラグを用いた土壌酸性改良やナス台木接ぎ木による被害軽減技術を確立する。また、温暖化等により突発的に発生する暖地性害虫に対して、多発生を予測する技術を開発し、スイートコーンのオオタバコガ等については効率的防除技術を確立する。更に、LED等の光を利用した病害虫防除技術を確立する。
、成果:転炉スラグの施用で土壌pHを7.5程度まで上げることにより、ネギの萎凋病、黒腐菌核病の発生が抑制され、紅色根腐病には影響がなかった。ニンニクではpH上昇で球径が優る傾向が本年の3試験でも追認された。これはpH上昇で土壌有機物の無機化が促進されるためと考えられ、有機物施用歴のある圃場では、前年より全炭素・全窒素が減少していた。pH上昇が春腐病の発生を助長することはなかった。
、 ナス台木利用によるトマトかいよう病の土壌感染防止効果が高いことから、定植時に汚染土壌が穂木に接触する感染をカスミンボルドーの定植直前散布で抑制できるか検討したが、効果はみられなかった。トマト台木への高接による感染時期遅延効果もなかった。ナス台木トマトは夏期の尻腐が多く、Caの葉面散布も効果がなく可販収量は少なかった。
、 オオタバコガの発生(飛来)はフェロモントラップでモニターでき、産卵消長も誘殺推移と概ね一致した。本県では3世代発生し、無加温ハウスでは越冬可能であるが、露地積雪下ではほとんどの越冬蛹は死滅する。スイートコーンの防除適期は絹糸抽出期で、多発時には1週間後の追加散布の効果が高い。
、 トルコギキョウ褐色根腐病菌をリアルタイムPCRで植物体・土壌から高感度定量検出が可能となった。土壌燻蒸剤・土壌還元消毒による防除効果を越冬栽培で試験実施している。
カテゴリ 病害虫 害虫 黒腐菌核病 栽培技術 台木 接ぎ木 土壌消毒 トマト トルコギキョウ なす にんにく ねぎ 根腐病 農薬 病害虫防除 フェロモン 防除

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