課題名 | ブランド化を目指した「シャインマスカット」の高品質生産技術の確立 |
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研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所 |
研究分担 |
果樹 |
研究期間 | 継(H22~H26) |
年度 | 2013 |
摘要 | 岡山県では「シャインマスカット」への栽培意欲が高く、早急な栽培技術の高位平準化が求められている。このため、ブランド化を目指した高品質安定生産技術を確立する。 、1.高品質生産のための樹相の指標化と誘導技術の確立:新梢摘心後から果粒軟化期まで先端の副梢を伸長させると、全副梢を定期的に摘心する方法と比較して、先端以外の副梢成長は抑制される傾向はあるが、棚下の新梢が繁茂し作業性が劣った。葉面積や副梢管理時間及び果実品質は同等であったため、定期的に副梢を切除する方が望ましいと考えられた。 、2.果実障害回避技術の確立:「シャインマスカット」は果房内に果粒軟化が著しく遅れ、収穫時の品質を低下させる果粒(石ぶどう)が混在することがある。当年の着果過多が石ぶどうの発生を助長している可能性が示唆された。 、3.高品質安定生産生産技術の実証とマニュアル化:2月加温栽培、無加温二重被覆栽培及び簡易被覆栽培の実証を行った。各作型の成熟期は7月上旬、7月下旬~8月上旬、9月上旬となった。簡易被覆栽培では生産目標を達成した果実の生産を実証できた。促成栽培では、収量が適正範囲内であったものの、糖度上昇の遅れが問題となった。 、 |
カテゴリ | 果実障害 高品質生産技術 栽培技術 ぶどう |