課題名 | 殺菌剤・殺虫剤の効果検定試験 |
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研究機関名 |
香川県農業試験場 |
研究分担 |
作物・特作部門 野菜・花き部門 府中果樹研究所 |
研究期間 | 継S45~ |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:新規開発農薬の防除効果と薬害について検討し、実用性を判定する。 、成果:1)水稲育苗箱施用殺虫剤4剤についてウンカ類、ツマグロヨコバイ、コブノメイガ及びフタオビコヤガに対する効果と薬害を検討した結果、1薬剤でヒメトビウンカに対して効果が劣り、普及性がないと判断したが、その他の3剤は効果があり薬害も認められなかったことから普及性があると判断した。 、2)野菜対象の25剤の殺菌剤についてレタス、ブロッコリー、イチゴ、タマネギ、セルリーにおける防除効果と薬害を検討した結果、タマネギ腐敗病に対する生物農薬1剤を除いて、すべての剤で防除効果があり薬害も認められなかったことから普及性があると判断した。1剤について、オクラの苗立枯病に対する効果と薬害を検討した結果、効果があり薬害も認められなかったことから普及性があると判断した。作物残留試験として、アスパラガスに対してシアントラニリプロール(ベネビア)OD、スピロテトラマト(モベント)フロアブル、シペルメトリン(アグロスリン)乳剤の3剤を供試した。 、3)野菜対象の36剤の殺虫剤についてネギ、ニラ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス、レタス、ブロッコリー、イチゴ、セルリー、キュウリにおける効果と薬害を検討した結果、いずれの剤も効果があり薬害も認められなかったことから普及性があると判断した。3剤の殺虫剤についてナバナ、シュンギク、イチゴにおけるアブラムシ類、ハスモンヨトウ、ハモグリバエ類、チビクロバネキノコバエの効果と薬害を検討した結果、イチゴのチビクロバネキノコバエについて1剤で効果が劣り、普及性がないと判断したが、その他については効果があり薬害も認められなかったことから普及性があると判断した。 、4)果樹対象の7剤の殺菌剤について果樹における効果・薬害を検討した結果、全ての薬剤で効果があり薬害も認められなかったことから普及性があると判断した。4剤の殺虫剤について果樹における効果・薬害を検討した結果、全ての薬剤で効果があり薬害も認められなかったことから普及性があると判断した。 、5)花きキクのアザミウマ、白さび病に対して各1剤の防除効果と薬害を検討した。いずれの薬剤も効果があり薬害も認められなかったことから普及性があると判断した。 、6)1剤のダニ剤について茶樹における効果影響を検討した結果、一番茶摘採後のカンザワハダニ多発時で2回散布は効果が低かったため、実用性は低いと判断した。1剤の殺菌剤は、いもち病に対する効果について二番茶期と秋芽開葉期に検討したが、病害が発生しなかったため判定できなかった。なお、両剤とも薬害については認められ 、なかった。 |
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