オリーブの新品種と安定生産技術の開発 、3 ハマキムシ類の発生消長と被害調査

課題名 オリーブの新品種と安定生産技術の開発 、3 ハマキムシ類の発生消長と被害調査
研究機関名 香川県農業試験場
研究分担 小豆オリーブ研究所
研究期間 継H24~H28
年度 2013
摘要 目的:本県のオリーブは、主に希少性でオンリーワン産地を形成してきたが、国内新興産地の参入が加速化しており、トップワン産地へ移行するための新技術の開発が急務である。そこで、本県オリジナル品種の早期開発を図るとともに、既に本県に導入している海外品種の中から早期に普及できる有望品種を選抜する。また、近年、産地で問題となっているハマキムシ類やカメムシ類などの病害虫防除対策技術を開発する。
、成果:オリーブの新梢先端の食害痕数を調査するとともに、食害種とされるハマキムシ類およびマエアカスカシノメイガの成虫の発生消長を予察灯およびフェロモントラップにより調査した。
、I)マエアカスカシノメイガは、3月中旬と6月上旬、9月下旬に発生ピークがあり12月上旬もわずかに発生が認められた。
、II)食害痕のピークは、4月下旬と9月下旬の2回で幼虫発生ピークは9月下旬であった。このため、今季は4月に花房の食害が確認され、9月に収穫前の果実が食害される事例が発生した。
、III)研究所内のオリーブの葉先や花房、果実を食害していた幼虫を採取、飼育したところ、羽化したのは‘マエアカスカシノメイガ’がほとんどであった。採取時期が食害時期と重なり、‘マエアカスカシノメイガ’成虫の発生消長ともほぼ合致することから、オリーブの葉先や花房、果実を食害している主要な加害虫は、‘マエアカスカシノメイガ’であることが示唆された。
カテゴリ オリーブ 害虫 カメムシ 新品種 病害虫防除 品種 フェロモン

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