病害抵抗性や精麦品質に関する遺伝子マーカーの開発と多収・高品質なはだか麦品種の育成

課題名 病害抵抗性や精麦品質に関する遺伝子マーカーの開発と多収・高品質なはだか麦品種の育成
課題番号 2012021183
研究機関名 農研機構・近畿中国四国農業研究センター
研究期間 2010-2014
年度 2012
摘要 ApaR0001マーカーにより「四系9554」(amo1)と「四R系2357」(モチ性・def)との間で多型が検出できた。これらを両親とした交雑に由来するF2集団 400個体のうち、モチ性ホモ型個体は96個体であった。このうち3g以上採種できた76個体のApaR0001マーカーの遺伝子型を判定したところ、amo1型ホモ:ヘテロ:正常型ホモの個体数分離比は19:39:18 (≒1:2:1)となった。これらの系統のβ-グルカン含量を測定したところ、amo1型ホモを持つ個体のβ-グルカン含量は8.9~12.5%と高く、正常型ホモの個体は4.7~8.0%と低くなった。amo1表現型を確認したところ、amo1ホモ19個体のうち1個体がヘテロ、ヘテロ39個体のうち1個体がamo1ホモであった。amo1ホモ18個体のうち、千粒重が40gを超える8系統を選抜した。本マーカーは、育種の初期段階で複数の有用遺伝子を効率よく集積するために有効と考えられるが、より効率よく選抜を行うためには、より近傍のマーカーや、複数のマーカーを組み合わせる必要がある。
def遺伝子と、千粒重および株収量との関係について調べた結果、千粒重は、モチ性とamo1を分けない場合は、野生型と比較してdefの値は大きくなった。これはウルチ性個体間でも同様であった。しかし、モチ性個体間では、千粒重に有意な差はなかった。一方株収量は、野生型と比較してdefの値が大きくなった。def遺伝子を持つと大粒になり、株収量が増加した。モチ性はdefを持っても必ずしも大粒にならないが、株収量の増加は認められた。
生産力検定試験におけるamo1・モチ性系統のβ-グルカン含量は 13.7%~ 16.7%と高かった。「四国裸糯127号」より千粒重が大きく整粒歩合が高い系統を選抜した。「仙系SA0160」の収量は、「イチバンボシ」より多かった。また、「仙系SA0159」、「仙系SA0160」、「仙系SA0161」はamo1・モチ性に加えてant28を持つ。これらの搗精麦白度は「イチバンボシ」より高く、炊飯後・保温後L*(明度)は「キラリモチ」より高かった。また、b*(黄色み)は「キラリモチ」と同等か、やや低かった。
カテゴリ 育種 はだか麦 病害抵抗性 品種

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