課題名 | 栽培限界地帯で安定多収が確保できる寒地向きとうもろこし極早生品種の育成 |
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課題番号 | 2013023501 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2013 |
摘要 | 新規に収量性や耐倒伏性に優れ、一定水準以上のすす紋病抵抗性をもつ系統として、「TC-1016」を選抜した。「TC-1016」は根腐病、倒伏・折損はなく、初期生育、すす紋病抵抗性に優れる。かつ「デュカス」と同程度以上の収量性を持ち多収で乾雌穂重割合が高かった。地域適応性試験に供試した系統の収量性、耐倒伏性および病害抵抗性などを比較検討した結果、有望系統として「北交87号」を選抜した。「北交87号」は「デュカス」と比較して、絹糸抽出期は並で、稈長および着雌穂高は並であり、乾物総重は並かやや低かった。すす紋病抵抗性は強く、倒伏および根腐病の発生が若干見られたがその割合は低かった。作年度選抜した北交84号(奨決2年目)は、収量がデュカスに比べ並かやや劣る上、一部の試験地で根腐病が多発したため中止とした。 |
カテゴリ | 寒地 抵抗性 とうもろこし 根腐病 病害抵抗性 品種 |