稲発酵粗飼料、飼料用米の機能性成分を活用した乳牛の酸化ストレス低減化技術ならびに高付加価値牛乳生産技術の開発

課題名 稲発酵粗飼料、飼料用米の機能性成分を活用した乳牛の酸化ストレス低減化技術ならびに高付加価値牛乳生産技術の開発
課題番号 2013023555
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所
研究期間 2010-2014
年度 2013
摘要 脂溶性ビタミン類の効果を高めることを目的として、その吸収を促すために脂質含量の高い食品製造副産物と一緒に稲WCSと対照として輸入乾草(チモシー乾草)をそれぞれ配合したTMRを調製し、泌乳牛に給与するエネルギー代謝試験を実施した。その結果、稲WCSを給与した泌乳牛の生乳は、酸化臭の原因物質であるヘキサナールがチモシー乾草を摂取した泌乳牛の生乳に比べて、有意に減少した(p<0.05)。さらに、これまで得られたデータを基に血液中、生乳中のα-トコフェロール濃度と生乳中ヘキサナール濃度との関係性を検討した。その結果、血清中α-トコフェロール濃度と生乳中ヘキサナール濃度の間に正の相関(r=0.73)が認められた。これらの結果より、稲WCSの摂取によって血液中のα-トコフェロール濃度が上昇し、生乳中のヘキサナール生成を抑制することが明らかとなった。
カテゴリ 機能性成分 高付加価値 飼料用米 乳牛

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