課題名 | 農業資材開発に向けた希少糖の機能解明 |
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課題番号 | 2013025383 |
研究機関名 |
香川大学農学部 |
研究期間 | 2011-2013 |
年度 | 2013 |
摘要 | ①D-タガトース作用機構の解明と製剤・施用法技術開発により、必要薬量の低減化を実現した。 ②D-アロース研究では、シグナル伝達経路におけるD-アロースの初期作用点として、へキソキナーゼ(HXK)を同定し、HXKが生産するD-アロース6-リン酸(A6P)は、イネのグルコース6リン酸脱水素酵素1(OsG6PDH1)が関与して、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADPH)酸化酵素複合体タンパク質を活性化させ、NADPH 酸化酵素により生産された活性酸素種(ROS)が病害耐性機構を誘起する事を明らかにした。 ③D-プシコース研究では、初期作用点として同定したフラクトキナーゼによりD-プシコース6-リン酸(P6P)に変 換された後、A6Pに代謝され、D-アロース処理時と同様にROS誘導性の病害耐性機構が誘起する事を明らかにした。 ④施設栽培でのD-プシコースやD-アロースによる高糖度トマトの生産性や品質の向上、またD-タガトースによるリーフレタスの鮮度保持を検証することができた。 |
カテゴリ | 施設栽培 トマト リーフレタス |