3 生産性・市場性の高い増養殖技術の開発、(1)秋サケ増殖に関する研究、 ②秋サケ回帰予測技術の向上

課題名 3 生産性・市場性の高い増養殖技術の開発、(1)秋サケ増殖に関する研究、 ②秋サケ回帰予測技術の向上
研究機関名 岩手県水産技術センター
研究分担 漁業資源部
研究期間 継H24~30
年度 2014
摘要 目的:安定した秋サケ増殖事業の実践に資するほか、近年の資源変動要因の解明に寄与すること。、計画:津軽石川、織笠川、片岸川のそ上親魚調査を継続実施し、年齢査定結果を用いたシブリング法による来遊予測を行うほか、長期的な体サイズや繁殖形質等のモニタリング調査結果を通して、レジームシフトや気候変動等サケ生息環境変化の影響を評価する。また、漁業指導調査船岩手丸・北上丸を用い、岩手県・北海道太平洋沿岸における幼稚魚期の分布および成長状況を時系列で把握し、環境要因との総合的な評価を行うほか、沿岸分布密度を用いた年級回帰予測を行う。、成果:東日本大震災時に放流されたサケ(平成22年級)が4年魚で回帰したが、津波の被害を直接受けなかった織笠川では、漁期終盤まで4年魚の回帰が確認されたが、津波の被害を直接受けた片岸川では10月下旬以降、津軽石川では11月中旬以降4年魚の回帰が極端に減少した。、・平成26年春季(平成25年級)の分布密度は、平成25年春季よりも高く、近年では比較的高い水準にあり、分布密度と4歳魚の回帰尾数に正の相関関係が認められることから、平成29年度においては4年魚の回帰数が増加する可能性が示唆された。、・北海道太平洋沿岸から沖合において岩手丸による採集調査を実施したところ、いずれの地点でもサケ幼稚魚は採集されなかった。採集調査結果と海洋観測結果から推察したところ、サケ幼稚魚は比較的水温の低い岸よりに分布していた可能性が考えられた。、・北海道太平洋沿岸の定置網において平成24年及び25年に採集された岩手産サケ幼稚魚の海水移行時期・サイズを解析した結果、3月下旬~5月上旬に48-60mmで海水移行した個体が 6月上旬~7月上旬に77-127mmで北海道太平洋沿岸へ到達していた。、残された課題:モニタリングの継続。、、
カテゴリ 繁殖性改善 モニタリング

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