課題名 |
酪農場における乳酸菌バクテリオシンを利用した微生物制御法の開発 |
研究機関名 |
秋田県畜産試験場
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研究分担 |
飼料・家畜研究部
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研究期間 |
継、(H26)、~、(H28) |
年度 |
2014 |
摘要 |
研究の目的、 乳酸菌バクテリオシンは、強い殺菌効果と共に抗生物質に比べて耐性菌を誘導し にくい特徴があり、ヒトや家畜に対しても安全性の高い化学物質である。、一方、乳用牛の死廃傷病事故の中で最大の問題となっている乳房炎は、酪農経営 の収益性に関わる重大な疾病であり、かつ家畜の最難治疾病の一つとされている。、この研究では、バクテリオシン等の天然由来抗菌物質を利用して、乳頭周辺の乳 房炎起因菌や食中毒菌に対して殺菌効果を評価し、乳房炎予防対策への応用効果について検証する。、 さらに、乳頭が接触する時間の長い敷料中にそれらの乳酸菌を添加し、発酵させることでバクテリオシンを産生させ、乳頭の微生物汚染の低減効果を検証する。、試験計画、1)実験室内での各種乳房炎起因菌に対するバクテリオシンの抗菌活性の確認、2)バクテリオシンの乳頭浸漬による殺菌効果の確認、3)敷料中へ添加することによる乳房炎予防効果の検討、実績・成果、1)乳房炎原因菌の各種野外株に対するバクテリオシンおよび天然由来抗菌物質についての実験室レベルでの殺菌効果について確認した。、2)おがくずに乳酸菌を添加し、パウチテストによるpH低下の有無を検討し、おがくず単品かつ低水分では発酵しにくいことが判明した。、
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カテゴリ |
経営管理
耐性菌
乳牛
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