課題名 |
イネゲノム情報を用いたオリジナルDNAマーカーの開発と新品種育成体系の確立 |
研究機関名 |
山形県農業総合研究センター水田農業試験場
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研究分担 |
水田農試水稲部
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研究期間 |
継H24-28 |
年度 |
2014 |
摘要 |
目的:交配育種にDNAマーカー選抜を組み合わせた体系の確立、つや姫系食味、高温登熟性のDNAマーカー開発、直播適性に関するDNAマーカーの開発を行う。 成果:F5世代の有用遺伝子の保有をDNAマーカーで確認し、延べ275系統が目的遺伝子をホモ型に保有していた(Stvb-iについては供与親型が28系統)。戻し交配個体の目的遺伝子の保有状況をDNAマーカーによって確認し、後代個体および系統を得た。次年度のQTL解析用のF6(つや姫/コシヒカリ)系統群を得た。F5集団を用いた遺伝解析(QTL解析)のため、遺伝子型と表現型のデータを取得した。「つや姫」後代系統における食味間連形質の関連解析を行い、768SNPsのうち93個の多系SNPsが検出され、つや姫系食味のDNAマーカーの候補となるゲノム領域が確認された。直播適性の高い「北陸PL3」と「阿波赤米」を供試親とした後代種子を採種し、DNAマーカーにより多系を確認した。土中出芽性の評価方法を検討したところ、山口らの方法(13℃、播種深度1cm)はばらつきが大きく、評価が難しいと考えられた。
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カテゴリ |
育種
新品種育成
DNAマーカー
播種
良食味
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