バリカン症対策技術開発試験

課題名 バリカン症対策技術開発試験
研究機関名 愛知県水産試験場
研究分担 栽培漁業グループ
研究期間 継H25~27
年度 2014
摘要 [研究の背景・目的]、 西三河地区の河口域漁場では,近年,柵当たりの生産枚数が大幅に減少している。その原因の一つとして,ノリのバリカン症が頻発していることが挙げられる。バリカン症は全国的にみられる原因不明のノリの障害で,ノリ網のノリ葉体が切断される症状を発症する。全国各地の河口に近い漁場で発生しており,重症の場合はノリ網から大部分のノリ芽が脱落し,生産不能に陥る。その発生要因は魚類や鳥類による食害,海水の低塩分化の影響等が示唆されているが,明確には解明されておらず,有効な対策も解っていない。そこでバリカン症が多発する河口域漁場において発生要因を解明し,被害軽減のための方策を検討する。、[本年度の目標]、 バリカン症が頻発する西尾市の河口域漁場でモニタリングを行い,バリカン症の発生場所や発生時期を特定する。バリカン症の防除策として,効果的な防御網の設置方法を検証する。調査定点で自記式塩分計と自記式水温計による連続観測を実施し,バリカン症の発症と環境条件の関係を調べる。、[結果の概要]、 西尾漁場では,11月15日には既にバリカン症を発症しており,11月21日には漁場内の広範囲なノリ柵でバリカン症が確認された。断層張り網の張り込み水位(12号線,10号線,8号線)によるバリカン症の障害度の違いはほとんどなかったが,葉体の葉長は8号線が大きい傾向があった。秋芽生産期には水中に魚対応防除網を設置したノリ柵ではバリカン症軽減効果が見られたが,空中にカモ対応防除網を設置したノリ柵では全く効果がなかった。冷蔵生産期にはカモ対応防除網を設置したノリ柵でバリカン症軽減効果がみられた。バリカン症被害の障害度と葉体の硬さ(耐針圧)を比較したが,顕著な傾向はなかった。バリカン症の発症と塩分濃度及び水温に関連性は認められなかった。、
カテゴリ 防除 モニタリング

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