観賞魚養殖技術試験(新品種作出試験)、

課題名 観賞魚養殖技術試験(新品種作出試験)、
研究機関名 愛知県水産試験場
研究分担 観賞魚養殖グループ
研究期間 新H26~30
年度 2014
摘要 [研究の背景・目的]、 キンギョ養殖経営の効率化及び付加価値向上を図り養殖経営の安定化に資するため、品種改良試験に取組み新品種の開発を行う。、[本年度の目標]、 アルビノ品種の体色改良試験として、アルビノ品種と通常品種の更紗模様の出現率を比較するとともに、更紗模様のアルビノ品種の付加価値について調査する。アルビノチョウテンガンの養殖現場での生残や成長等について調査する。開発した新品種を養殖現場へ広めることを目的に、アルビノランチュウの配布を行う。アルビノスイホウガンの開発を目的に、アルビノチョウテンガンとスイホウガンの交配試験を行い、F1の形態などについて調査する。変異剤による突然変異導入技術を実用化するための条件設定と変異剤浸漬処理したリュウキン精子とアルビノ品種の卵を人工授精して、アルビノ形質を持った個体の有無を調査する。、 [結果の概要]、 更紗模様の出現率を比較したところ、リュウキン約22%、アルビノリュウキン約24%と更紗模様の出現率は差がなかった。アルビノ品種の更紗模様の価値を調査したところ、通常のアルビノ品種と比べ価格が約3倍高くなることがわかった。アルビノチョウテンガンを8名の研究会員に配布し、実際の養殖現場で飼育試験を行い、現在まで5名が継続して飼育している。アルビノチョウテンガンとそれ以外の品種のふ化稚魚を混ぜて飼育した場合、アルビノチョウテンガンの生残が非常に低い場合があった。アルビノランチュウのふ化稚魚を弥富金魚漁協の組合員5名に約1000尾ずつ配布した。アルビノチョウテンガン×スイホウガンF1について、形態などを調査した結果、60%は小さいながら水疱を持つ個体、残り40%は眼の周りに水疱の痕跡のようなものが確認され、水疱は優性形質と考えられた。精子の変異剤浸漬法について、薬剤濃度を変えた試験区を設け、孵化率を調べたところ、濃度1~3mM・1時間浸漬が好適条件であることがわかった。この条件で変異剤浸漬処理したリュウキン精子とアルビノ品種の卵を人工授精して交配試験を行い、1群作出したが、アルビノ形質の出現は確認できなかった。
カテゴリ 経営管理 新品種 品種 品種改良 薬剤

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