「シャインマスカット」の省エネルギー型温度管理体系の確立

課題名 「シャインマスカット」の省エネルギー型温度管理体系の確立
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 果樹
研究期間 継(H25~H27)
年度 2014
摘要 1.加温栽培に適した地上部管理法の確立:冷室のコンテナ栽培樹を供試し、果粒軟化後に遮光処理を行って曇天日及び晴天日に光合成速度を調査したところ、「シャインマスカット、ピオーネ」ともに、光量子量が1,000μE/㎡/sec程度までは光合成速度が高く、それより多いと逆に低下した。光量子量が多い時には葉温が35℃以上と高かったため、光合成速度も低下したと考えられた。、2.生育ステージ別の温度管理技術の確立:コンテナ栽培樹を供試し、2月上旬加温作型で満開期以降の加温の設定温度を3水準(14、17、20℃)で管理し、生育及び果実品質に及ぼす影響を検討した。その結果、満開期以降の加温温度の違いはその後の生育日数をさほど短縮しなかった反面、葉面積は17℃区が最も大きかった。20℃区及び17℃区は果粒軟化1~2週後に果粒の萎縮を生じたものの、14℃区は発生が少なく、果粒肥大、糖度ともに優れた。、3.7月出荷作型の実証:1月下旬加温作型は、2月下旬加温作型に比べて発芽日、満開日及び果粒軟化日の前進はいずれも10日程度であった。これは簡易被覆作型に比べて約2か月間の前進であった。1月下旬加温作型及び2月下旬加温作型の果房重と糖度との関係を検討したところ、1月下旬作型は果房重がおおむね500~900gで、果房重が大きいほど糖度が高い傾向であり、この範囲内では果房がやや大きくても糖度低下を招かなかった。これに対して、2月下旬加温作型は果房重がおおむね800~1,200gで、果房重が過度に大きいと糖度が低かった。、、
カテゴリ 温度管理 出荷調整 省エネ・低コスト化 ぶどう

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