ブランド化を目指した「シャインマスカット」の高品質生産技術の確立

課題名 ブランド化を目指した「シャインマスカット」の高品質生産技術の確立
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 果樹
研究期間 完(H22~H26)
年度 2014
摘要 岡山県では「シャインマスカット」への栽培意欲が高く、早急な栽培技術の高位平準化が求められている。このため、ブランド化を目指した高品質安定生産技術を確立する。、1.高品質生産のための樹相の指標化と誘導技術の確立:良好な果粒肥大及び糖度上昇のためには、1新梢当たりの葉面積は4,500?以上、葉面積指数は2以上の樹の状態が望ましく、調査した範囲内では樹勢が強い樹で果粒肥大及び糖度上昇が優れる傾向であった。ガラス室無加温栽培における3年間の着果量と糖度との関係から、ガラス室無加温栽培、簡易被覆栽培ともに、着果量は10a当たり2.4t以内が望ましいと考えられた。、2.高品質安定生産生産技術の実証とマニュアル化:これまでに得られた生産技術の知見に基づき、加温栽培、無加温栽培及び簡易被覆栽培における高品質安定生産技術を実証した。その結果、各作型の成熟期は加温栽培で7月中~下旬、無加温栽培で8月上旬~9月上旬、簡易被覆栽培で9月上旬となった。成熟果実の果粒重は、いずれの作型においても生産目標である15gを超えた。糖度は、無加温栽培及び簡易被覆栽培ではおおむね生産目標である18度を超えたが、加温栽培では18度に達しなかった。すべての作型で日照不足時には糖度上昇が緩慢であったが、簡易被覆栽培では天候の回復とともに糖度が再上昇した。加温栽培では天候回復後の糖度上昇が停滞し、最終的に糖度が16~17度台であったことから、今後、糖度向上対策の検討が必要である。、 これまで得られた知見を平成23年の「シャインマスカット栽培の手引き」(うまいくだものづくり推進本部)、平成26年の岡山県果樹栽培指針を作成する上で活用した。、、
カテゴリ 高品質生産技術 栽培技術 ぶどう

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