遺伝子解析による病害虫診断の確立

課題名 遺伝子解析による病害虫診断の確立
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 野菜・花
研究期間 継(H19~)
年度 2014
摘要 1.ストロビルリン系殺菌剤耐性いもち病菌の検出、病虫研究室が県下各地から採取し、培養法でQoI剤耐性を示した5菌株をこの手法で解析したところ、培養法の結果と遺伝子解析の結果が一致した。、2.トマト黄化葉巻病ウイルス及びトマト黄化萎縮病ウイルスの検出、トマト黄化葉巻ウイルスとトマト黄化萎縮ウイルスの有無を同時に検出できるPCR手法を用いて、持ち込まれたト11個体について両病原ウイルスの検出を試みた。その結果、5個体でトマト黄化葉巻ウイルス(全てイスラエル系統)、6個体でトマト黄化萎縮ウイルスを検出した。、3.トマト黄化えそウイルスの検出、持ち込まれた茎にえそ症状を呈するトマト1株について、市販キットを用いたRT-PCRでTSWVの検出を試みたところ、ウイルスに特異的なバンドが検出された。、4.トマト萎凋病菌のレース判定、病虫研究室で分離したトマト萎凋病菌と思われる6菌株を4組合せのプライマーセットで別々に増幅し、増幅パターンを解析した。その結果、4菌株はトマト根腐萎凋病菌の増幅パターンを示したので、トマト根腐萎凋病菌と思われた。他の2菌株は、Fusariumu oxysporum ではないと考えられた。、5.キュウリ黒点根腐病菌の検出、病虫研究室で分離したキュウリ黒点根腐病菌と疑われる分離菌5菌株をPCR手法を用いて解析した結果、5菌株ともキュウリ黒点根腐病菌に特異的なバンドを示し、キュウリ黒点根腐病菌と考えられた。、6.ナスからのファイトプラズマの検出、持ち込まれた1個体についてPCRで病原ファイトプラズマの検出を試みた結果、病原ファイトプラズマに特異的なバンドは検出されなかった。、7.シュンギクからのファイトプラズマの検出、持ち込まれた2個体についてPCRで病原ファイトプラズマの検出を試みた結果、1個体で病原ファイトプラズマに特異的なバンドが検出されたので、ファイトプラズマに感染していると考えられた。、8.トルコギキョウえそ輪紋病ウイルスの検出、持ち込まれた茎にえそ症状を呈するトルゴギキョウについて、市販キットを用いたRT-PCRでIYSVの検出を試みたところ、同ウイルスに特異的なバンドが検出されたので、このウイルスに感染していると考えられた。、
カテゴリ 萎縮病 いもち病 害虫 きゅうり しゅんぎく トマト トルコギキョウ なす 根腐病

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