課題名 |
高冷地域に適した果樹・野菜・花品種の育成・選定と栽培技術の確立 |
研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター農業研究所
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研究分担 |
高冷地
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研究期間 |
継(H23~H27) |
年度 |
2014 |
摘要 |
1.高冷地でのブドウ栽培技術の確立:高冷地における「ピオーネ」栽培では、着果量は1.5t以下がよく、無核肥大処理は植調剤の満開期1回処理が慣行2回処理より優れるた。新品種では、「オーロラブラック」は発芽が早く早熟で果実の着色が良く酸含量が低いこと、「シャインマスカット」は発芽が早く開花及び成熟が遅いことを把握した。、2.ダイコンの品種選定および良品安定生産技術の確立:準高冷地に適した春、夏、秋ダイコン品種の選定を行なった結果、春ダイコンとして「TH068」を有望と認めた。また、秋ダイコンの根重は積算気温から推定可能と考えられた。、3.白ネギの良品安定生産技術の確立:秋播きの超早取り作型では「羽緑一本太」が適し、10月上旬播種、11月下旬定植すれば7月上旬に収穫できると考えられた。また、大苗春定植作型では「ホワイトスター」及び「関羽一本太」の11月上旬播種、3月上旬定植で高い収量性が示唆された。、4.ニンニクの大玉生産技術の開発:根雪のない地域では5月中旬までに地際部径を20mm程度以上に生育させておくと球重100~150gの大玉が生産可能とみられた。、5.リーキの安定生産技術の確立:品種「MEGATON」は準高冷地に適し、腐敗病の発生が少なく増肥による増収も示された。また、葉鞘長10cm以上の大苗を深さ10cm程度に定植する方法は土寄せ回数の削減や圃場占有期間の短縮に有効と考えられた。
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カテゴリ |
栽培技術
新品種
だいこん
にんにく
ねぎ
播種
品種
ぶどう
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