施設園芸における効率的熱利用技術の開発、 地中熱交換を活用した省エネ型イチゴ高設栽培システムの開発

課題名 施設園芸における効率的熱利用技術の開発、 地中熱交換を活用した省エネ型イチゴ高設栽培システムの開発
研究機関名 山口県農林総合技術センター
研究分担 園芸
研究期間 継H25-27
年度 2014
摘要 目的、冬期少日照・温暖な地域で得られる熱エネルギーを有効利用する省エネ型イチゴ栽培システムを開発する。近年、普及が拡大している高設栽培を対象として、1970年代に開発された地中熱交換ハウスを、現代のイチゴ高設栽培に適応すべく改良した太陽エネルギーの蓄熱利用システムを21世紀型地中熱交換技術として開発する。、結果、 蓄熱栗石温(栗石の隙間温度)に対し、これに送気するハウス上部の暖気温度が高い場合に限定して送気ファンが稼働する運転方法に改良することで、システム運転費が前年比で約5割削減できた。システムと内張布団資材を導入した試験ハウスは、ハウス内温度が4℃以下となった場合に温風暖房機が稼働する設定としたが、対照ハウスと同程度の培地温(12℃以上)を確保できた。平成26年作の燃油使用量は、対照ハウス(163㎡)762Lに対し、試験ハウス(136㎡)はゼロであった。10a当たりの暖房ランニングコストは、対照ハウス475千円に対し試験ハウスは75千円となり、8割以上の削減となった。、太陽光の蓄熱利用システムを導入した試験ハウスは、対照ハウスよりも換気扇稼働時間(両ハウスとも26℃以下となるよう設定)は短く閉鎖環境となることから、積極的な炭酸ガス施用が可能となった。、試験ハウスに低温伸長性品種として導入した3品種(かおり野、紅ほっぺ、おいCベリー)で、基準単収となる4t/10a(4月末まで)が確保でき、対照ハウスと同程度以上となった。、
カテゴリ いちご コスト 施設園芸 省エネ・低コスト化 品種

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