課題名 |
施設園芸における効率的熱利用技術の開発、 地中熱交換を活用した省エネ型イチゴ高設栽培システムの開発 |
研究機関名 |
山口県農林総合技術センター
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研究分担 |
園芸
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研究期間 |
継H25-27 |
年度 |
2014 |
摘要 |
目的、冬期少日照・温暖な地域で得られる熱エネルギーを有効利用する省エネ型イチゴ栽培システムを開発する。栽培面積の8割以上を占める地床栽培を対象として、イチゴの温度感応部位である株元クラウン部を局所加温するステンレス箔テープヒータの利用技術を確立し、低コストで実施可能な省エネイチゴ栽培システムを開発する。、結果、試験ハウスに導入するテープヒータの発熱量は僅かであるため、保温性に優れる内張布団資材を慣行内張骨材に展張して簡易に開閉した。これにより、最低外気温が-2℃以上ある日では、試験ハウス内気温を4℃以上に維持でき、暖房用燃油使用量は対照ハウスに対して9割以上削減できた。、テープへの間欠通電は、省エネルギー性とテープの耐久性向上に有効であった。試験ハウス内の無処理株元温度は10℃まで低下するが、テープヒータを設置した区では設定通りに維持できた。、試験ハウスに低温伸長性品種として導入した3品種(かおり野、紅ほっぺ、おいCベリー)で、対照ハウスに対して同程度以上の基準単収4t/10a以上を確保できた。新たに「よつぼし」及び「やよいひめ」で草勢維持効果が高いことを確認した。、試験ハウスは対照ハウスに対して、暖房用燃油使用量を約9割削減、暖房ランニングコストを4~5割削減が可能となった。、
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カテゴリ |
いちご
コスト
施設園芸
省エネ・低コスト化
低コスト
品種
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