カンキツのブランド化支援のための栽培情報の高度利用生産技術と園地整備技術の開発

課題名 カンキツのブランド化支援のための栽培情報の高度利用生産技術と園地整備技術の開発
課題番号 2015027813
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 愛媛県中予地方局
えひめ中央農協
マメトラ四国機器
愛媛県農林水産研究所果樹研究センタ
JA越知いまばり
( 株)ビジョンテック
NEC ソリューションイノベータ
中国紙工業株式会社
研究期間 2011-2015
年度 2015
摘要 樹体の生体情報を活用したカンキツの高品質安定生産技術の開発に関しては、_x000D_
a) 開発した園内道設計支援システムを用いて、2ヶ所の樹園地で園内道の設計を行ったところ、等高線表示機能があるため地形概要の把握や道路の配置計画がしやすい、縦横断図を作成できるため整備後の道路をイメージしやすいとの評価を農家から得た。_x000D_
b) 斜度20°未満の傾斜地において、幅1.2m、長さ10mの作業道を10分で造成することができる作業道造成機を開発・実証し、傾斜度別の作業道造成技術を体系化した。_x000D_
c) 傾斜地に設置した約0.5aの片屋根ハウスと園地からの流出水を貯水することで、10a程度のハウスの点滴かんがいに必要な水量を確保できることを明らかにした。また、揚水システムについて、遠隔地から運用状況を把握するための通信手段を明らかにした。_x000D_
d) 循環かんがいを実施する調査園における水源への土砂流入量は、土壌侵食量を推定するモデル(WEPPモデル)によって精度良く予 測でき、モデルを用いたシミュレーションにより、調査園では未舗装園内道を舗装することで土砂流入量を約45%減少できることを明らかにした。_x000D_
e) 園内道設計支援システム、作業道造成技術、ソーラーポンプシステムなどの園地整備技術の技術カタログを作成した。_x000D_
f) 気温データ自動収集装置を活用することにより、個別園地の気温、湿度、日射量、降水量及び基準蒸発散量を推定し生産者間等で 共有できる園地環境推定システムを開発した。_x000D_
g) 簡易土壌水分計の1日当たり水位低下量はカンキツの乾燥ストレス程度と関連し、その積算値と果実糖度の間には正の相関があることを明らかにした。_x000D_
h) 土壌が乾燥しやすい園地においては、不断多頻度かん水(継続的に少量かん水する方法)により、精度よく樹体の水分状態を制御 できることを明らかにした。_x000D_
i) 1孔当たり時間吐出量が1.0L/hの点滴かん水チューブを用いると2.3L/hのチューブに比べ、土壌の物理特性による湿潤幅の違いが小さくなり均一化できることをHydrus(土中水分・塩分移動予測汎用プログラム)によるシミュレーションにより明らかにした。_x000D_
j) 遮光性の異なるマルチシートを作製し、遮光率99%以上のシートマルチで春草の除草効果及びササ属雑草などに対する除草効果を 確認した。_x000D_
k) 団地型マルドリ方式の導入方法として3つの類型((1)地域集団型、(2)既存施設拡張型、(3)担い手選択型)を策定するとともに、 導入する際の参考となる各類型のねらいや導入条件を明らかにした。_x000D_
l) 団地型マルドリ方式では、施設利用範囲の周辺園地への拡大による低コスト化、中晩柑比率及びマルドリ導入比率の拡大、品質向 上による20%程度の単価上昇等を実現することで、農業専従者1人当たり600万円の所得確保が可能になることを明らかにした。_x000D_
m) ICTによる生産者間等の情報共有を支援することで、栽培技術の高度利用や知見の体系的な活用を図ることにより、極早生ウンシュウミカンや「はれひめ」の高品質安定生産ができることを実証し、成果を取りまとめた技術カタログを作成した。_x000D_
カテゴリ 病害虫 ICT 温州みかん 乾燥 傾斜地 栽培技術 雑草 除草 茶 低コスト その他のかんきつ

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