課題名 |
7.りんごの安定生産を阻害する病害虫の新防除技術に関する研究、 3)難防除病害虫に対する効果的な防除法の開発、 (1) 黒星病の発生状況とEBI剤に対する感受性 |
研究機関名 |
地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所
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研究分担 |
病虫部
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研究期間 |
継H26~30 |
年度 |
2015 |
摘要 |
目的:①本年、津軽地域で多発したリンゴ黒星病の発生実態を調査し、発生要因を解明する。②効力低下が懸念されたEBI剤の黒星病に対する感受性を、検定培地及び接種試験により調査する。③新規EBI混合剤の黒星病に対する防除効果を明らかにする。、結果:①24園地を調査し、19園地で発病が認められ、実害を伴う園地もあった。感染時期は5月12~14日と推定された。②9園地から採集した菌株のフェナリモル(ルビゲン水和剤の有効成分)及び(スコア水和剤の有効成分)に対するEC50値(菌叢生育の直径が50%になる濃度)は、それぞれ0.173~0.358ppm、0.011~0.070ppmで、前者は平成7年の調査と比べて大きく変動していなかった。③5園地から採集した菌株に対するインダーフロアブルの予防効果には、効力低下は認められなかった。スコアMZ水和剤の治療効果にも効力低下は認められなかった。ライトアップフロアブルの予防効果は、対照のスコアMZ水和剤よりもやや劣った。
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カテゴリ |
害虫
黒星病
防除
りんご
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