課題名 | 夏場の体温上昇抑制による乳牛の生産性改善技術の確立 |
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研究機関名 |
福井県畜産試験場 |
研究分担 |
酪農研究G |
研究期間 | H26~H27完 |
年度 | 2015 |
摘要 | 目的:夏季の暑熱による生産性低下や繁殖障害等は、酪農経営における大きな課題となっている。そこで、ルーメン内での熱産生が少ないとされるグリセリンの補給による暑熱ストレス軽減技術について、大野市内の酪農家で実証試験を行った。、成果:THIが82を超える厳しい暑熱環境下で、体表面温度(臀部・乳房・胸底)や直腸温度、呼吸数は、試験区の方が有意に低くなった。しかし、血液生化学性状の一般項目や、暑熱ストレス指標であるd-ROMs値やT-BARS値に両区で差は認められなかった。また、試験区では、暑熱期間(6~9月)の乳量減少が抑制され、この期間の乳量は対照区に比べ7%多くなった。搾乳牛30頭規模で試算すると、試験区の方が約25万円の増収となった。、、 |
カテゴリ | 経営管理 乳牛 繁殖性改善 |