課題名 |
若狭牛肉におけるオレイン酸等旨味成分の技術開発(要因解析) |
研究機関名 |
福井県畜産試験場
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研究分担 |
若狭牛ブランド化研究G
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研究期間 |
H25~27完 |
年度 |
2015 |
摘要 |
目的:オレイン酸割合向上の要因を解明するため、県内の黒毛和種肥育牛と繁殖雌牛を対象に関連遺伝子や給与飼料を調査し、その関連性について検討する。、成果:県内繁殖雌牛におけるSCD(脂肪酸を不飽和化する酵素)遺伝子割合はAA型57.1%、AV型40.7%、VV型2.2%であり、県産肥育牛におけるSCD遺伝子割合はAA型51.8%、AV型41.8%、VV型6.4%であった。各遺伝子型のオレイン酸割合はAA型55.9±2.5%、AV型53.7±3.2%、VV型50.8±3.3%で、AA型が最も高かった(P<0.05)。主要な3血統のAA型割合は、気高系が高く藤良系が低い傾向にあった。飼料中の不飽和脂肪酸含量と筋間脂肪オレイン酸割合に相関はみられなかったものの、飼料調査ではとうもろこし等の穀類割合が高い飼料を給与しているほどオレイン酸が高い傾向にあり、とうもろこしの加工形態の違いがオレイン酸割合に影響を及ぼしていることが示唆された。、、
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カテゴリ |
加工
とうもろこし
繁殖性改善
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