課題名 |
スギノアカネトラカミキリの低コスト被害抑止技術開発 |
研究機関名 |
和歌山県林業試験場
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研究分担 |
経営環境部
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研究期間 |
継H26~28 |
年度 |
2015 |
摘要 |
目的、 枯枝発生形態とスギノアカネトラカミキリ(以下:アカネ)被害リスクを調査し、簡易トラップ等による捕殺効率の分析や、被害防除手法の省力化試験を行う。、成果、①若齢林における枯枝発生形態とアカネ被害リスクの関係解明のため、被害地および激害地のヒノキの割材調査を実施した。激害地では8年生から被害が発生していた。被害は地上高の低い位置から発生し始め、高さ幅を広げながら上昇していく傾向がみられた。また、既知の防除手法である枝打ちの被害抑止効果が確認された。、②簡易で効率的なアカネ捕殺手法を開発するため、地上高2mで各種トラップによる捕虫試験を実施した。また切捨て間伐木から発生するアカネ駆除に関する試験を実施した。トラップによる捕殺は24器で1匹しか捕虫できず、効率的な捕殺手法ではないと思われた。切捨て間伐木0.11m3から成虫1頭が捕殺された。割材調査結果より梢端から4~6m部分(材長2m)を処分することで最も効率の良く駆除できることが明らかになった。
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カテゴリ |
省力化
低コスト
防除
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