ナシ新品種の育成

課題名 ナシ新品種の育成
研究機関名 岡山県農林水産総合センター農業研究所
研究分担 果樹研究室
研究期間 継S56~
年度 2015
摘要 (1)二次選抜個体の生育、果実品質、「岡山ナシ2号」の糖度は対照品種よりやや低かった。成熟期は「あきづき」とほぼ同時期であった。また、本年、みつ症が多発した「豊水」と比べて、「岡山ナシ2号」ではみつ症の発生は認められなかった。さらに、「あきづき」で例年、問題となる果肉のコルク状褐変は、本年も「岡山ナシ2号」では認められなかったため、有望であると判断した、前記のように「岡山ナシ2号」は本年度も有望と判断されたため、成熟期の近い「あきづき」、「豊水」を対照品種として過去3年間の調査データを加えて比較した。その結果、「岡山ナシ2号」は対照品種よりやや糖度が低いが、親品種の「新高」に似た香りが強く、食味が良いこと、「豊水」に発生が多いみつ症や「あきづき」に発生が多いコルク状褐変症などの果肉障害が少ないこと、腋花芽の着生が少なくせん定が難しい「あきづき」と比べて、腋花芽の着生が多く、せん定が容易であることなどから有望性が高いと判断されたため、品種登録を行う。、、
カテゴリ 果肉障害 新品種 日本なし 品種 良食味

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