課題名 | 障害に強く高品質で安定生産可能な北海道米品種の開発促進 3.品種育成期間短縮のための大型水田温室を利用した世代促進 |
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研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部 道南農業試験場 |
研究分担 |
研究部地域技術グループ |
研究期間 | 継H26~R1 |
年度 | 2019 |
摘要 | 〇目的: 水稲品種開発において、用途に応じた品種を迅速に提供するため、品種育成期間を短縮させる。 〇内容: 1)育成材料の世代促進(H26~31年度) ・ねらい:水稲育種材料を大型水田温室において年2回栽培することにより品種育成期間を短縮する。 ・供試材料:中央及び上川農業試験場で交配し、冬季養成したF2雑種集団(上川農試49組合せ,中央農試55組合せ) 。 ・栽培時期:4月~7月(F2世代)、8月~11月(F3世代) 〇成果:Ⅰ期作:病害、不稔等障害の発生は見られず、また、条件の良い温室中央部を使用することで播種量の少ない組合せを除いて十分な種子量を得た。 Ⅱ期作:事前に協議を行い、90 組合せを供試した。葉いもちがわずかに発生したが、複数回の殺菌剤散布で収量等への影響は認められなかった。また、倒伏や不稔の発生も少なかったことで各組み合わせとも十分な種子量が得られた。 全研究期間通じて、628 集団(中央農試:314 集団、上川農試:314 集団)の世代促進栽培を実施した。 |
カテゴリ | 育種 水田 水稲 播種 品種 品種開発 |