暖地における高収益水田営農システムの実現に向けた技術体系の確立

課題名 暖地における高収益水田営農システムの実現に向けた技術体系の確立
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 九沖農研 水田作研究領域
協力分担関係 民間(12)
(公財)日植調協会福岡研究センター
農協・農事組合法人(3)
福岡県南筑後普及指導センター
玉名地域振興局
研究期間 2016-2020
年度 2020
摘要 ドローン利用リモートセンシングによる生育診断技術の開発を進め、有効撮影能率を大幅に改善するとともに、これを用いた生育診断とその結果による追肥量算出に関して 5 件の特許を出願した。これまで暖地の水田二毛作地帯では漏水のために乾田直播は難しいとされていたが、そこで振動ローラで播種後に鎮圧することによりこれを可能とし、漏水防止工程の作業時間も当初に比べて約5割削減できた。播種時期が梅雨後期と重なる大豆栽培のため、湿害対策としてアップカットロータリ浅耕播種技術を開発し、特許を出願した。本技術によって270~280kg/10a の収量を達成した。さらに、小麦栽培では、追肥重点型多肥栽培をドローンセンシングとの組み合わせにより実施し、生育不良圃場で 640kg/10a の収量を実証した。北部九州 2 年 4 作水田輪作体系の経営シミュレーションを行い、所得が3割向上することを明らかにした。乾田直播技術について公設試及び普及機関と連携してアウトリーチ活動を行い、普及面積は目標の 200ha に達した。
カテゴリ 乾田直播 経営管理 湿害 水田 生育診断技術 センシング 大豆 ドローン 二毛作 播種 リモートセンシング 輪作体系

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