課題名 | 担い手不足に対応したりんごの省力栽培及び安定供給技術に関する試験・研究開発 |
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研究機関名 |
青森県産業技術センター
りんご研究所 |
研究分担 |
栽培部 |
研究期間 | 継R元~5 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:省力栽培技術及び安定供給技術を開発するため、①耐雪性を有する省力栽培樹形の検証、②省力的な結実管理法の検証、③土壌診断と樹相診断を活用した施肥体系の実証、④鮮度保持技術の開発、⑤有望品種の栽培特性の解明を行う。 成果:① 省力栽培樹形の研究では、トールスピンドル仕立て高密植わい化栽培及び早期開心形仕立て半密植栽培について、いずれも目標樹形に沿って適切に管理した。 ② 省力的な結実管理法の研究では、静電風圧式授粉、溶液授粉、ラブタッチ授粉及び梵天授粉を比較し、静電風圧式授粉が梵天と同等の授粉効果があることを確認した。 ③ 土壌・樹相診断を活用した施肥法の検証では、県内12園地44地点で、既に策定した施肥体系の検証を行い、樹体生育及び果実品質等のデータを蓄積した。 ④ 鮮度保持技術の開発では、有望な4品種について、1-MCPとCA貯蔵を組み合わせた貯蔵法における収穫時期の影響を調査し、それぞれの適切な収穫時期のデータを蓄積した。 ⑤ 長期貯蔵用有望品種の栽培特性の研究では、「秋陽」に対して、高温年は落果防止剤の散布が必要であること、「シナノゴールド」の赤色斑点は収穫1か月前からの遮光で抑制できることを明らかにした。 |
カテゴリ | 栽培技術 収量向上 施肥 鮮度保持技術 長期保存・貯蔵 土壌診断 品種 りんご わい化 |