1 漁業経営高度化・安定化に関する研究開発

課題名 1 漁業経営高度化・安定化に関する研究開発
研究機関名 岩手県水産技術センター
研究分担 企画指導部
研究期間 継H24~R5
年度 2020
摘要 目的:持続的可能かつ収益力の高い漁業経営体の育成及び1経営体当たりの養殖規模拡大に向けて、漁家経営実態調査による経営動向の把握及びデータ解析に基づく経営改善手法の養殖漁家への提案により、漁家経営の向上を図る。
計画:養殖漁家(カキ・ホタテ)漁業経営実態の把握及び経営評価
成果:令和2年度かき経営体調査(A漁協)
①養殖かき出荷個数は、平成27~28年度は736~747千個、平成30~令和元年度は521~643千個となっており、2カ年平均で比較すると22%の減少で、生産量の減少は経営体の減少によるものであると推察された。
②養殖施設1mあたりの生産数量において経営体毎に規格別出荷比率、特に中・小サイズの比率が異なるのは、経営体毎の管理の違いによるもので、生産者の競合によって差が生じていると考えられた。
③平成30年度は、実際にカキの出荷自主規制があったが、漁協の調整等もあって、貝毒による出荷数量の影響は、最小限に抑えられたと考えられた。
残された課題:
①経営状況の評価には、各経営指標の評価基準が必要であることから、各経営体の事業収支等を継続的に調査し、平均的な指標値を求める必要がある。
②震災直後の経営には、震災復興関連の収支が影響していることから、震災復興関連事業が概ね終了する平成29年以降の経営実態を把握する必要がある。
カテゴリ かき 規模拡大 経営管理 出荷調整 評価基準

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