課題名 | 園芸作物に付加価値を与えるウイルスの探索 |
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研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
園芸環境部 |
研究期間 | 継R1~R3 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的: キュウリモザイクウイルス(CMV)およびインゲンマメ黄斑モザイクウイルス(BYMV)をターゲットとして,新たに弱毒ウイルスを探索するとともに,既に知られている弱毒ウイルスを用いて,付加価値向上の要因解明及びウイルス感染作物の品質調査を行うことで,植物ウイルス利用技術の開発を目指す。 得られた成果: ①敷地内から300個体以上の野草及び雑草を採取し,ELISA,micro tissue direct RT-PCR, RT-PCRによりCMV陽性個体を3個体(宿主はツユクサ2個体及びヤブジラミ1個体)得た。 ②得られた個体由来のRT-PCR産物についてシークエンス解析を行い,データベースと照合したところ,既報のCMVと高い相同性が得られた。また,共同研究機関の宮城大由来の3株,過去持ち込み由来3株,所内採取3株の合計9株について,単病斑分離を繰り返し,CP領域の塩基配列を決定したところ,採取場所により宮城大由来株がCMV グループ1A,他6株がCMVグループ1Bであると推察された。 ③上記9株のCMVをペチュニア10品種に接種したとこと,ウイルス株及び品種により症状の程度が異なった。症状から弱毒株2株を選抜(H301,E4)した。 |
カテゴリ | いんげんまめ きゅうり 雑草 植物ウイルス データベース 品種 ペチュニア |