課題名 | 乳用牛へのファイトケミカル給与による繁殖成績及び乳生産性向上技術の開発に関する試験研究 |
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研究機関名 |
茨城県畜産センター |
研究分担 |
飼養技術研究室 |
研究期間 | 平成29年度~令和3年度 |
年度 | 2020 |
摘要 | ファイトケミカルの一種であるスルフォラファンは、ブロッコリーの新芽等に多く含まれ、細胞内でのグルタチオン生成を促す作用を持ち、ヒトでの試験では抗酸化能や肝機能を改善させることが報告されている。これを乳用牛に投与することにより、グルタチオンの体内合成を促し、分娩前後における酸化ストレスを低減させることによる繁殖成績向上技術を開発する。 グルタチオンについては給与群において切替え1週間前に高値となったが、 切替当日以降は低値で推移した。一方、TBARS値およびGGT値について、全期間を通し給与群が対照群を下回った。このことから、スルフォラファン前駆体を給与することで体内のグルタチオン濃度が高くなる一方で、ストレス下においてはより細胞内にグルタチオン類が取り込まれ、抗酸化酵素遺伝子を活性化させ、GGT値が低下した可能性が考えられた。 |
カテゴリ | 繁殖性改善 ブロッコリー |