課題名 | 山村地域資源の活用に関する基礎研究 |
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研究機関名 |
和歌山県林業試験場 |
研究分担 |
特用林産部 |
研究期間 | 完H28~R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | 【目的】 山村地域の新たな特産品の開発に繋げるため、山菜、木の実、きのこ、花木類の栽培技術や持続可能な収穫・利用方法を検討する。 【成果】 ①ウバメガシおよびコナラのコンテナ苗育成時に おけるホンシメジの接種が苗の生育に与える影響について調査した。接種区での菌根形成率はウバメガシ76%、コナラ43%であり、ウバメガシでは、菌根化レベルと苗高の間に正の相関関係が認められた。 ②ブドウハゼの接ぎ木増殖技術の検討では「伝統的接ぎ木法」をベースに改良した接ぎ木方法により、活着率が向上し、令和元年9月に実施した「秋接ぎ」では、約70%の活着率を得た。しかし、令和2年3月に実施した「春接ぎ」では、約30%の活着率にとどまった。「秋接ぎ」の方が活着率が高い傾向にあるため、継続して接ぎ木試験を実施する。 定植した「接ぎ木」2年目のブドウハゼ苗木の結実状況調査では、最大で13房・799g/本の結実となった。 |
カテゴリ | 栽培技術 接ぎ木 ぶどう |