課題名 | 水田土壌における硫黄欠乏の実態解明と対策技術の確立 |
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研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター
農業研究所 |
研究分担 |
環境研究室 |
研究期間 | 継R1~3 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:水田土壌や肥料、土壌改良資材中の硫黄含量を明らかにし、硫黄欠乏水田における低コストで持続性のある改善対策技術を確立する。 成果:県内の水田634地点の平均可給態硫黄含量は30.9 mg/kgで、暫定の欠乏域にある圃場の割合は34%であった。また、土壌以外の硫黄供給源である灌がい水中の硫黄濃度について、文献及び現地調査を行い、県内の3河川では上流域で硫黄濃度が低く、下流に行くにつれて高くなる傾向があることが明らかとなった。可給態硫黄含有量が欠乏域にある現地水田に対し、硫黄含有資材の試験区設けて水稲への生育、収量、玄米品質、硫黄含有率及び吸収量への影響を調査した。その結果、全ての圃場で水稲の生育量は改善し、灌がい水中の硫黄濃度が低い圃場においては玄米収量の改善も確認できた。 |
カテゴリ | 肥料 水田 低コスト 土壌改良 |