課題名 | 施設ブドウのコナカイガラムシ類防除対策の確立 |
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研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター
農業研究所 |
研究分担 |
病虫研究室 |
研究期間 | 継H30~R02 |
年度 | 2020 |
摘要 | 目的:岡山県特産の施設ブドウ栽培では、薬剤抵抗性が発達しているハダニ類防除のために天敵を利用した防除が行われているが、天敵に影響のある化学農薬の使用を制限したことで、これまで問題となっていなかったコナカイガラムシ類の被害が顕在化してきている。さらに、コナカイガラムシ類は加温条件により発生時期が異なるため、薬剤による適期防除ができず被害の拡大に繋がっていると考えられる。そこで、ハダニ類防除に天敵を利用しつつ、コナカイガラムシ類を効果的に防除する体系を確立する。 成果: 1.効果的な防除体系の確立 現地試験においては、コナカイガラムシ類の発生が確認できなかったため効果が判然としなかった。所内圃場(接種試験)において、発芽前にトクチオン水和剤を組み込んだ区では、対照のスプラサイド水和剤及び発芽前無散布区と比較して、コナカイガラムシ類の発生及び被害果房割合を低く抑えることができた。 |
カテゴリ | 抵抗性 農薬 ぶどう 防除 薬剤 |