植木、盆栽及び苗木の輸出に不可欠な植物寄生性線虫の除去及びそれに伴う商品価値の低下に関する対策技術の高度化 1) マツ盆栽の根洗い後の品質低下を抑制する技術の開発

課題名 植木、盆栽及び苗木の輸出に不可欠な植物寄生性線虫の除去及びそれに伴う商品価値の低下に関する対策技術の高度化 1) マツ盆栽の根洗い後の品質低下を抑制する技術の開発
研究機関名 香川県農業試験場
研究分担 園芸総合センター
研究期間 新R2~R4
年度 2020
摘要 目的:マツ盆栽を台湾等に輸出する際に、線虫除去を目的とした根洗いによる品質低下や、線虫除去の薬剤処理を行っても植物防疫所の検査に不合格となるケースなどが問題となっている。このため、根洗いを伴う線虫除去による品質低下を抑制する技術を開発するとともに、薬剤による効果的な線虫除去技術を開発し、輸出拡大に役立てる。
成果:台湾等根洗い(土の除去)が必要な国へのクロマツ盆栽の輸出先での活着不良を改善するため、根洗い後の保湿資材および根部を保護する被覆資材について、梱包から鉢上げまでの経過日数の違いが生育に及ぼす影響を調査した結果、保湿資材ではピートモスより水苔(慣行)が、被覆資材ではポリエチレン製シート(慣行)に比べポリプロピレン製防草シートと高密度ポリエチレン不織布において品質低下が抑制された。また、根洗い後の被覆から出荷までの経過日数の違いが品質低下に及ぼす影響は認められなかった。また、発根促進剤の利用について、「育王」潅注処理が生育期間中の根量増加につながることが明らかになった。
カテゴリ 出荷調整 薬剤 輸出

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